フィード部の磨耗

近年多用されるシリンダー先端温度が300℃を超えるような高温樹脂の場合、シリンダー前方では樹脂が溶融していないにもかかわらず、フィード部が無理に樹脂を押し込む状態になります。このため、ホッパー下から3〜5cmの部位で、軟化した樹脂や、たわし状になったガラス繊維が、接触面を強く摩擦してシリンダーとスクリューを磨耗させます。硬質合金仕様(KH)でも経年磨耗が認められ、フィード部にかかる摩擦力がいかに大きいものかがわかります。
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